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先導研究のアウトライン
研究開発概要 | 研究コンセプト | 研究テーマ
     
 1.研究開発の概要
 
 社会・産業インフラの経年劣化に伴う老朽化問題や、震災等による突発的障害、農業・畜産のより安全安心で、TPP等自由貿易に対応してより競争力のある産業への脱皮、到来する少子高齢化社会における医療費高騰問題など①社会・産業インフラ分野、②農業分野、③健康医療分野において社会課題が山積しています。
 
 これら社会課題は、対象が大規模であること及び自然、動植物、人間という複雑系を取り扱うため、その根本現象の把握は容易ではない。現状の把握には、種々の必要情報の収集が必須であるが、現状は必要情報を取得するのに適したセンサがない、センサが高価、センサの管理に負荷がかかる等から距離的及び時間的に離散的な情報収集しかできていないのが実情です。
 
 そこで、ここでは種々の社会課題を解決するために、『対象を常時・継続的にモニタリングし、現象を把握し、管理者に最適な判断材料を提供することを可能とする』という統一的な視点から①社会・産業インフラ分野、②農業分野、③健康医療分野の3分野全ての社会課題対応センサーシステムに係る先導研究として「社会課題対応常時・継続モニタリングシステム」を提案し、研究開発の課題、内容と目標ならびに期待できる効果を明らかにするとともにキーとなるセンサの原理検証を行います。
 
   
 2.研究コンセプト
 
 先導研究全体概念図、および①社会・産業インフラ分野、②農業分野、③健康医療分野の各分野における先導研究の概念図を以下に示します。
先導研究全体
社会・産業インフラモニタリングシステム
スマート農業・畜産システム
健康-QOL向上革新センサシステム
   
(先導研究全体の概念図)
→ 拡大図
   
(社会・産業インフラモニタリングシステムの概念図)
→ 拡大図
   
(スマート農業・畜産システムの概念図)
  

→ 拡大図
   
(健康-QOL向上革新センサシステムの概念図)
 
→ 拡大図
  
 3.研究テーマ
 
社会・産業インフラ分野(社会・産業インフラモニタリング
  システムの開発)
  • 多点無線センサネットワークによるモニタリングシステムの開発
  • プラント・パイプラインモニタリングシステムの開発
  • 幹線道路(橋梁)モニタリングシステムの開発
  • 加速度センサによる橋梁モニタリングシステムの開発
  • アコースティックエミッションセンサによる橋梁モニタリングシステムの開発
  • 幹線道路(トンネル)モニタリングシステムの開発
  • 公共施設モニタリングシステムの開発
  • 高密度面パターンセンシングシステムの開発
  • 広域(衛星リモート)センシングシステムの開発
  • 自立型無線高耐久センサシステムの開発
農業分野(スマート農業・畜産システムの開発)
  • センサ活用マイクロ環境制御型次世代植物工場の開発
  • センサ活用次世代繁殖農家システムの開発
  • センサ活用次世代健全肥育システムの開発
健康医療分野(健康―QOL向上革新的センサシステムの開発)
  • 常時装着型循環器機能センサシステム
  • 予測型血糖センサシステム
  • 非侵襲血液成分センサシステム
  • 即時生化学センサシステム
  • 生活行動見守りセンサシステム


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